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ユニバーサル ミュージックとは

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私たちユニバーサル ミュージックの概要や事業、歴史などをお伝えします。
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記事一覧

【社員インタビュー】伝統と革新、音楽レーベル EMI Records マネージングディレクターの見つめる先

ユニバーサル ミュージックの邦楽レーベル「EMI Records」のマネージングディレクター・岡田 武士は、デジタル配信の黎明期からさまざまな新しいヒットの形に携わってきました。多様化するリスナーと音楽との接点について、レーベルのトップに話を聞きました。 音楽×デジタルの開拓者。着うた市場から学んだこと 岡田「父の影響もあって幼いころから洋楽に親しんできました。自然とアメリカのヒットチャートに詳しくなり、よく友達に『最近おすすめのアーティストは誰か』と聞かれていましたね(

モーションロゴを刷新。音楽会社の新しい時代に向けて

TVやインターネットで流れる楽曲のCMなどでは、最初にユニバーサル ミュージックの動くロゴ(モーションロゴ)が映ります。このたび、2020年から使用していたものを刷新しました。 アーティストを取り巻く環境が変化 このタイミングでの刷新の理由は、アーティストを取り巻く環境が大きく変化し、音楽会社も新しいフェーズを迎えているからです。音楽のストリーミングサービスが普及しリスナーがさまざまな音楽に触れる機会が増えたことにより、日本のアーティストの楽曲が、海外でもブレイクすること

大切な音源を未来に残す「デジタルアーカイブ」

ユニバーサル ミュージックが、アーティストたちと作り上げた楽曲や映像のマスターデータ。これらは録音技術の変遷とともに、さまざまなメディアに保存されています。その歴史を遡ると、レコードの金属原盤、アナログテープ、デジタルテープ、ハードディスクーーそして、現在はクラウドにアップされています。 クラウド上のデータは99.9%失われることはないと保証されていますが、古いメディアに保存されたデータは永遠ではありません。保存メディアの劣化や再生機器の寿命により、作品のもととなるデータオリ

【楽曲で振り返る】ユニバーサル ミュージック2023年

2023年も残すところわずかとなりました。今年は約3年ぶりに声出しが解禁され、思い切りライブやスポーツ観戦などを楽しんだ方も多かったのではないでしょうか? 2023年の締めくくりは昨年に引き続き、今年を彩った様々な楽曲を紹介しながらユニバーサル ミュージックの1年を振り返っていきたいと思います。 1月 2022年12月公開の映画『THE FIRST SLAM DUNK』の人気が続くなか迎えた2023年。作品は興行収入150億円を超える大ヒットとなり、エンディング主題歌、1

名曲を未来につなぐ取り組み

毎日のように世界中でリリースされる新曲たち。その一方で、アーティストはもちろん、音楽会社は名曲を次世代に伝えていくことも大切にしています。 私たち音楽会社ではこれまでに発表されてきた沢山の楽曲にどう向き合っているのか。その活動についてご紹介します。 楽曲に光を当てる 長い歴史を持つユニバーサル ミュージックでは、名曲の数々を次世代に伝えていくことも大切にしています。時代を超えて聴き続けられている数々の楽曲と音楽リスナーが出会う機会をいろいろな手段で生み出してきました。

【事例紹介】ポップアップストア編

今でこそ身近になりましたが、音楽業界にポップアップストアが普及したのは最近のことです。当時はまだ音楽アーティストのポップアップストアそのものが目新しい存在だったなか、ユニバーサル ミュージックグループは2016年にSHIBUYA109でアリアナ・グランデのポップアップストアを開設。海外アーティストのストア展開は、非常に注目を浴びました。 これを皮切りに、現在まで洋楽/邦楽、グループ/ソロを問わずさまざまなアーティストの出店をサポートし、その数は150店舗以上に上ります。今

実店舗ならではの新しい出会い。ポップアップストアの魅力とは

最近よく「ポップアップストア」「ポップアップショップ」という言葉を聞いたり見かけたりしませんか?これは、商業施設やイベントスペース、ギャラリー、駅構内のスペースなどに、数日~数週間だけ開設される期間限定ショップのこと。英語で「突然現れる」といった意味を持つ「ポップアップ(POP-UP)」が由来になっており、イギリスやアメリカなど海外で広く普及、最近では日本でも人気が高まっています。 ポップアップストアは、アパレルや小売、家電、化粧品などさまざまな業種や分野で、より多くの人

音楽会社でのウェル・ビーイングの取り組み

今日はユニバーサル ミュージックでの「ウェル・ビーイング(Well-being)」の取り組みについてのお話です。 ウェル・ビーイングとは 「ウェル・ビーイング」を調べてみると、「心身ともに、さらに社会的にも健康な状態をさし、満足した生活を送れる状態にあること」として世界保健機関(WHO)憲章などでも定義されているようです。* ユニバーサル ミュージックでも近年、社員向けにウェル・ビーイングを意識した取り組みを進めてきました。 オフィスや働き方などインフラ面での整備は以

【楽曲で振り返る】ユニバーサル ミュージック2022年

2022年も残すところ、あとわずか。皆さんにとってどのような1年でしたか? 今回は、今年を彩ったたくさんの楽曲とともにユニバーサル ミュージックの1年を振り返っていきたいと思います。 1月 藤井 風の紅白初出場の余韻が冷めないまま突入した2022年。ビリー・アイリッシュの楽曲が主題歌に起用された映画『真夜中乙女戦争』(主演:永瀬廉/King & Prince)が公開になりました。 ビリーのダークでありながら力強くエモーショナルな歌声と曲調が映画の世界観とシンクロし、より作品

ユニバーサル ミュージックの源流。125年以上続く世界最古のレーベル、イエローレーベルこと「ドイツ・グラモフォン」

ユニバーサル ミュージックの源流を辿ると、今年125周年を迎える最古のクラシックレーベル、ドイツ・グラモフォンに行き着きます。時代の荒波を乗り越えながらクラシックの伝統を守り続ける一方、音楽産業の発展とともに進化し続けてきました。2022年には新しい映像&音楽配信サービス「STAGE+」をスタート、2023年4月には日本にも上陸しました。 レコードレーベルの歴史はドイツ・グラモフォンから始まった 音楽会社そしてレコードレーベルの起源は、19世紀末まで遡ります。1888年に

音楽制作だけじゃない? 音楽会社の仕事 (2)

ユニバーサル ミュージックには、新人アーティストから、世界的な知名度が高いアーティストまで、たくさんのアーティストが所属しています。 音楽会社としてアーティストの音楽作品を企画・制作し世の中に届けているほか、音源販売以外のさまざまなサービスで、アーティストの魅力を余すことなく届けるお手伝いをしています。 アーティストがブレイクする瞬間を盛り上げたい アーティストのサポート業務は楽曲制作以外にもたくさんあります。 アーティストのプロデュース、スケジュール管理を行うマネジ

音楽制作だけじゃない? 音楽会社の仕事 (1)

ユニバーサル ミュージックは、さまざまなジャンルの音楽作品をCDやアナログレコード、サブスクリプションサービス、YouTubeなどを通して、アーティストと共に世の中に届けています。 アーティストにとって大切なことのひとつは、音楽作品を多くの人に届けること。 でも好きなアーティストはライブに行って直接生で音楽を感じてみたいし、公式グッズも欲しい、そして関連イベントがあったらぜひ足を運びたい!……と思いませんか? 実は、ユニバーサル ミュージック グループは、音楽作品の販

ユニバーサル ミュージック オフィスツアー 「音楽がある風景」と「働きやすさ」を追求。

今回はユニバーサル ミュージックのオフィス内部を紹介します。 2018年9月にユニバーサル ミュージックの本社は東京の青山から原宿に移転しました。 原宿という立地が選ばれた理由は、日本の代表的なカルチャーの発信地のひとつであること、この場所がたくさんの作品・アーティストの発信地になるように、という願いもこめられています。 オフィスのデザインは、海外のユニバーサル ミュージックのオフィスと同じ建築事務所が手掛けています。 窓の外に広がる東京の景色も自慢のひとつです!

19世紀末発祥、拠点数は各国に60以上。世界最大規模の音楽会社「ユニバーサル ミュージック」とは?

UNIVERSAL MUSIC GROUP(以後UMG)は世界60以上の国と地域に拠点をもち、300万曲超の楽曲レパートリーを管理する世界でも最大規模の音楽会社です。 19世紀末に設立されたドイツ・グラモフォンを源流として規模を拡大し、1996年にUNIVERSAL MUSIC GROUPとなりました。 この長い歴史については、またの機会にここでご紹介したいと思っています。 本社はアメリカ・ロサンゼルスにあり、世界中の拠点でアーティストとともに音楽作品を企画・制作すると