【楽曲で振り返る】ユニバーサル ミュージック2024年
2024年も残すところあとわずかとなりましたね。今年は特にライブやスポーツ観戦などのイベントがコロナ禍前以上に盛り上がりました。昨年に引き続き、今年を彩った様々な楽曲を紹介しながらユニバーサル ミュージックの1年を振り返っていきたいと思います。
1月
今年はMrs. GREEN APPLEの一年でした!昨年末のレコード大賞からはじまり、5ヶ月連続リリース作品の一つ「ライラック」はストリーミングチャートで18週連続1位を獲得するなど大ヒットに。夏にはスタジアムツアー、秋にはKアリーナ横浜での10days公演を完走しました。2025年はメジャーデビュー10周年に向けてベストアルバムのリリースや、韓国での初単独公演、ドキュメンタリー映画の製作などを展開予定。来年も様々なMrs. GREEN APPLE に会えそうですね。
Mrs. GREEN APPLE「ライラック」Official Music Video
1月から放送開始のアニメ『葬送のフリーレン』第2クールでは、ヨルシカが歌う「晴る」がオープニングテーマに起用されました。同じくフジファブリックの名曲をsuisがカバーした「若者のすべて」もNetflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』の主題歌として作品の世界を彩りました。
ヨルシカ - 晴る(OFFICIAL VIDEO)
2月
テイラー・スウィフトのアルバム「Midnights」が、第66回グラミー賞授賞式にてアーティストとしては史上初となる4回目の年間最優秀アルバムを受賞、同賞の最多受賞記録となりました。5月発売の最新アルバム「THE TORTURED POETS DEPARTMENT」は、米・アルバムチャートで12週間連続1位を独占するなど世界的な大ヒットに。
12月には約2年間に及ぶツアー「The Eras Tour」が閉幕、世界149公演で合計約1016万人が来場しました。日本でも海外女性アーティスト初の東京ドーム4連続公演を実施。SNSから世界各地で話題になった「Cruel Summer」の大合唱を日本でも見ることができました。テイラーは米ビルボード誌の2024年年間トップアーティストにも輝き、2年連続4度目の受賞を果たしています。4度目の受賞は史上初の快挙です。
ほかにも、クイーン+アダム・ランバートが4年ぶりとなる日本公演「QUEEN+ADAM LAMBERT THE RHAPSODY TOUR」を開催するなど、洋楽アーティストの来日が続出。その経済効果なども取り上げられましたね。
【和訳】テイラー・スウィフト - クルーエル・サマー / Taylor Swift - Cruel Summer
3月
3月はアイドルに関する話題が盛りだくさん。ボーカル、ダンス、バンドというマルチなパフォーマンスが魅力のAぇ! groupがユニバーサル ミュージックからのデビューを発表。デビュー前日には大阪・道頓堀川の船上でデビューシングル「《A》BEGINNING」を披露するサプライズイベントを開催。イベント1時間前の告知にもかかわらず、約7000人が駆け付けました。今後のさらなる活躍が楽しみですね。
Aぇ! group「《A》BEGINNING」Official Music Video - Streaming Ver. -
日本最大級のサバイバルオーディション番組、初のガールズ版『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』から11人組ガールズグループME:Iがデビュー曲「Click」を配信リリース。6月には姉妹グループのIS:SUEも登場、Z世代を中心にSNSなどでも大きな話題に。
ME:I (ミーアイ) ⊹ 'Click' Official MV
K-POPからは5人組ガールグループ、ILLITがデビュー。デビュー曲「Magnetic」の磁石ダンスやメンバーが着る“バレエコア”なファッションもトレンドになりました。
4月
デビュー40周年を迎えたボン・ジョヴィがアルバム「Forever」を発表。日本のファンとの絆は深く、夏には日本限定のオフィシャル花火大会を千葉・宮崎の2か所で開催。11月には日本のファン投票によって収録内容を決定したベスト・アルバムも発売しました。フジテレビ系ドラマ『ブルーモーメント』の主題歌「Legendary」は、ボン・ジョヴィ自身が作品のコンセプトを聞いてセレクトしたものなんですよ。
また、アニメ『怪獣8号』の放送もスタート。オープニングテーマをヤングブラッド、エンディングテーマをワンリパブリックが担当しました。アニメ作品に洋楽アーティストが曲を書き下ろすのは初めてのこと。作品の世界観にリンクする楽曲となりました。
Bon Jovi - Legendary (Official Music Video)
YUNGBLUD - Abyss (from Kaiju No. 8) [Official Visualizer]
OneRepublic - Nobody (from Kaiju No. 8) [Official Music Video]
4月は新たなアーティストについてのサプライズもありました。辻井伸行は世界最古のクラシックレーベルであるドイツ・グラモフォンとの専属契約を発表。11月にはデビューアルバム「ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ 第29番《ハンマークラヴィーア》、遥かなる恋人に」をリリース。アルバムにはヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人初優勝を果たした際に披露した楽曲、「ハンマークラヴィーア」も収められています。
ユニバーサル ミュージックとの“連結”発表イベントを行ったのは超特急。イベント会場の秩父宮ラグビー場には1万2000人の8号車の皆さんが集合しました。11月に発売したシングル「AwA AwA」は、9人体制となってから初の1位を獲得。超特急らしい前向きなエールソングとなっています。
超特急「AwA AwA」MUSIC VIDEO
5月
椎名林檎が5年ぶりとなるアルバム「放生会」を発売。宇多田ヒカル、AI、のっち(Perfume)、もも(チャラン・ポ・ランタン)、Daoko、新しい学校のリーダーズ、中嶋イッキュウ(tricot、ジェニーハイ)といった歌姫たちを迎えたコラボ楽曲で注目を集めました。
椎名林檎とのっち - 初KO勝ち
6枚目のシングル「雑踏、僕らの街」をリリースしたのはアニメ『ガールズバンドクライ』から誕生したバンド、トゲナシトゲアリ。アニメの放送開始とともに海外ファンからの人気も高まり、中国国内のストリーミングサービスのJ-POPチャートで1位を記録。12月に上海で開催したワンマンライブ「凛音の理」はチケットが即日完売。追加公演も実施し、初の海外単独公演は大盛況で幕を下ろしました。
TVアニメ『ガールズバンドクライ』ノンクレジットオープニング|トゲナシトゲアリ「雑踏、僕らの街」
6月
timeleszが改名後第一弾となるEP「timelesz」を発表。リード曲「Anthem」は山下智久によるプロデュース曲で、サビのフレーズが印象的ですね。Netflixで配信中の新メンバーオーディション『timelesz project –AUDITION-』も話題です。最新曲「because」は各メンバーが作詞、振り付け、Music Video制作にも携わっているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
timelesz「because」(YouTube Ver.)
また、ジャズの魅力に出会えるメディアサイト『Everything Jazz』の日本版がオープン。世界各国の専任クリエイターが運営しており、ここでしか読めないインタビューや作品レビューを掲載。最新リリースからジャズ史を代表する名盤まで、ジャズにまつわる様々なストーリーを紹介しています。日本独自コンテンツの第1回目として、人気漫画『BLUE GIANT』シリーズの作者であり、コンピレーション・アルバム「BLUE GIANT MOMENTUM」の選曲にも携わった石塚真一先生のインタビューが掲載されています。
Julius Rodriguez - BLUE GIANT “MOMENTUM” music video
7月
Adoが2枚目のアルバム「残夢」をリリース。発売を記念してオープンしたPOP-UP STORE「Ado『残夢』POP-UP STORE」は、東京・大阪での好評を受けアジア各都市でも開催されました。女性ソロアーティスト初となる国立競技場でのワンマンライブや、10月に発表した初めてのCDシングルでは初音ミクとのコラボも話題に。来年は自身2度目のワールドツアー開催が決定!世界30都市以上、50万人超えの動員を予定しており世界中のファンを楽しませてくれそうです。
My Hair is Badもアルバム「ghosts」を発売。初めてのPOP-UP STOREでは、収録楽曲「思い出をかけぬけて」が『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』の主題歌に起用されたご縁から、“クレヨンしんちゃん”との友情コラボが実現。書き下ろしのオリジナルイラストグッズも販売されました。
【Ado】 桜日和とタイムマシン with 初音ミク
My Hair is Bad – 思い出をかけぬけて
8月
藤井 風が日産スタジアムにて「Fujii Kaze Stadium Live “Feelin' Good”」を開催しました。日本国内では約1年半ぶりとなる公演で、2日間で計14万人を動員。今年はロサンゼルスとニューヨークでのピアノライブ「Fujii Kaze and the piano U.S. Tour」のほか、アジアツアーでも大成功を収めました。
同じく今夏、多くの人が熱狂したといえばパリオリンピックですね。閉会式ではビリー・アイリッシュがパフォーマンスを披露。2028年のロサンゼルス五輪に向けて花を添えました。
藤井 風 - Feelin’ Go(o)d [Official video]
Billie Eilish - BIRDS OF A FEATHER (Live from The LA28 Olympic Handover)
K-POPの育成メソッドを用いて結成された史上初のグローバル・ガールズ・グループ、KATSEYEも今年デビュー。デビューEPに収録されている「Touch」のダンスはTikTokなどでも話題に。
9月
オリヴィア・ロドリゴが有明アリーナで初単独公演を開催。来日に合わせて竹下通りでのPOP-UP STOREを展開、通りのBGMに「vampire」や「get him back!」が流れるなど、原宿をオリヴィア色に染めました。
一方、日本を飛び出したのはTravis Japan。初のワールドツアー「Travis Japan World Tour 2024 Road to A」を開催し、思い出の地であるアメリカ・ロサンゼルスを含む世界6都市でパフォーマンスを披露。アメリカ公演は全てソールドアウトの盛況ぶりで、ニューヨークでの最終公演まで駆け抜けました。今夏は初開催となるSUMMER SONIC BANGKOKにも出演!グラミー賞のYouTube公式チャンネルでも公開された「Sweetest Tune」を含む9曲を披露、会場を沸かせました。
Olivia Rodrigo - get him back! (Official Video)
Travis Japan Performs "Sweetest Tune" At The El Rey Theater In Los Angeles | Global Spin
back numberは話題のドラマ『海のはじまり』の主題歌、「新しい恋人達に」を発売。ドラマのプロデューサーとも何度も話し合い書き下ろした楽曲が、切ないラブストーリーとともに反響を呼びました。
back number - 新しい恋人達に
10月
Perfumeが結成25周年&メジャーデビュー20周年イヤーに突入。記念すべきアニバーサリーイヤーに発売した「ネビュラロマンス 前篇」は、宇宙を舞台にした自身初となるコンセプトアルバムです。来年の後篇リリースが楽しみですね。
[Official Music Video] Perfume 「Cosmic Treat」
MARVELとコラボしたのはMAZZEL。ハロウィンの時期にもぴったりな楽曲「MAZQUERADE」のリリースを記念して、POP-UP STOREを開催。マーベルヒーローたちとMAZZELメンバーが可愛くデフォルメされた新商品が店頭に並びました。
MAZZEL / MAZQUERADE -Music Video-
そして、今年のFUJI ROCK FESTIVALでは場内最大のGREEN STAGEで日本人アーティスト大トリとして出演。台湾、上海、香港、韓国での海外単独公演も大成功に終えた ずっと真夜中でいいのに。が「虚仮の一念海馬に託す」をリリース。エンディングテーマを歌うTVアニメ『ダンダダン』の放送も開始し、国内外のファンを魅了し続けています。
ずっと真夜中でいいのに。『TAIDADA』MV (ZUTOMAYO - TAIDADA)【ダンダダン MAD】
11月
LE SSERAFIMがヨーロッパ最大の音楽授賞式『2024 MTV Europe Music Awards』に唯一のK-POPアーティストとして出演。「Chasing Lightning」と「CRAZY」のパフォーマンスを披露し、ステージを360度活用した振り付けで観客を大いに盛り上げました。「CRAZY」は12月に日本語版も発売しています。
'Chasing Lightning', 'CRAZY' Stage Cam @ 2024 MTV EMAs
韓国の8人組ボーイズグループ・ATEEZが11枚目のミニアルバム「GOLDEN HOUR:Part.2」を発売。米ビルボード誌のメインアルバムチャート「Billboard 200」で自身通算2度目の1位を獲得する快挙を達成しました。「2024 Billboard Music Awards」にもノミネートされています。
ATEEZ(에이티즈) - 'Ice On My Teeth' Official MV
12月
King & Prince初のコンセプトアルバム「Re:ERA」が発売。全曲を通して一つの物語が描かれた作品で、収録曲数分のキャラクターなどを髙橋海人が描き下ろしました。メンバー自身がプロデュースしたPOP-UP STOREも全国5ヶ所で展開。フィギュア、雑貨、アパレルなどこだわりの商品が並びました。一部の商品にはユニバーサル ミュージックのロゴが入っているんですよ。竹下通りの店舗前では写真を撮られているファンの方もお見かけして嬉しかったです。全国のストアでも皆さん足を止めてくださり、大盛況の催しとなりました。
King & Prince 「WOW」MV
12月に入り、ユニバーサル ミュージックでは『#ぼくらの冬曲キャンペーン』がスタート。冬に聴きたい曲をまとめて公開しています。CMに出演中の永瀬 廉・八木莉可子セレクトのプレイリストも公開しているので、年末年始の思い出作りにぜひ活用してみてくださいね。今年は春夏冬と一年をかけて楽曲キャンペーンを展開しましたが、聴いていただけましたか?様々な楽曲で日々を彩っていただけていたら嬉しいです。
永瀬廉・八木莉可子「#ぼくらの冬曲キャンペーン」出会い-冬の始まり篇-
永瀬廉・八木莉可子「#ぼくらの冬曲キャンペーン」結ばれるふたり-クリスマス篇-
永瀬廉・八木莉可子「#ぼくらの冬曲キャンペーン」未来への希望-正月篇-
2025年も引き続き、ユニバーサル ミュージックをよろしくお願いいたします。
それでは、良いお年をお迎えください。